健康保険診療と自由診療(保険外診療)に関して
詰め物の場合 |
虫歯治療で最もスタンダードな治療法は虫歯の部分を削って、詰め物をする方法です。
穴を掘って埋める・・・まるで道路工事みたいですね。
ここで問題になるのも、材料の問題です。
しかしながら、健康保険の場合でも前歯に関しては、複合材料(コンポジットレジン)で充填するのであまり問題にはなりません。
もちろん、健康保険外で素晴らしい材料(グラディアダイレクト等)がありますが、
私の性格で金銭の話があまり好きではありませんので、一般の患者様には、話題にも出していません。
もちろん、材料的には極めて大きな差があるのですが。
|
ネット等で検索して来院する方で、銀歯を白くしたいという目的で、ハイブリットセラミックという詰め物をご希望する方がいらっしゃいますが
その大きな理由は、当院がばか安であることに起因しているようです。
一つ大きな疑問が残ります。銀歯にしなくても、前歯のような白い詰め物をすればよいのではないか?
実はこれも強度的な問題があります。いずれはもっと強度のある商品が出てくることを期待していますが
現時点では奥歯の噛む面には、数十キロの重量がかかり、なおかつ上下の歯をガリガリこすりながら
食べ物を砕いているので、強度のない材料は、すぐに壊れ、また虫歯になってしまいます。
簡単に考えるとかぶせものと比較して、小さく見える詰め物の方が簡単に思われがちですが、
現実には、かぶせものより詰め物の方が、面倒な処置です。
またかみ合わせや仕上げを口の中で行いますので時間もかかります。
ハイブリットセラミックを上回る、IPS e.max ニケイ酸リチウムガラスセラミックス という材料も普及してきましたが
価格がかぶせもののセラミックと同じくらいになるので、お勧めしにくいのが現実です。
(2013年下期より 大幅値下げ 31,000円)
かぶせものに比較して、説明文も長くなるのが、セラミックの詰めものが、手間のかかる証しなのかもしれません。
|
|
ハイブリット・インレーはかぶせもの ではなく 詰め物 です。 また、虫歯の穴が大きな症例にも不向きです。
|
金属の詰め物をハイブリットに交換する場合金属を除去すると 虫歯になってるケースがかなりの割合であります。
虫歯が進行している場合にはハイブリットインレーにはできないケースも あります。
|
金属からハイブリット・インレーにする場合には、金属を除去してから、
歯の状態を確認したうえで最終決定をします。
|
230-0051 横浜市鶴見区鶴見中央1-31
シークレイン2F
TEL 045-504-5500
鶴見駅東口 ロータリー内 |
|